私達にできるSDGsとは
2021年7月26日
メディア掲載
ご縁が繋いだ循環型社会への取り組み
川崎葬祭具協同組合は7月26日、茨城県取手市の障害者福祉施設へ使用済みのろうそく184キロを寄贈しました。
取手市立障害者福祉センターふじしろ様では就労支援の一環として、使用済みろうそくと粉砕した木片を再成型し「ふじしろ着火剤」を製造していますが、材料となるろうそくが足りず生産量が限定されていました。環境にやさしく品質の良いふじしろ着火剤は地元での人気が高く、施設利用者の方の工賃にも直結する大事な仕事です。
ろうそくが集まらず困っているというお話を、曹洞宗大乘院ご住職ならびに曹洞宗茨城県宗務所長瑞源寺ご住職からいただき、この度、川崎葬祭具協同組合が協力を申し出る運びになりました。寄贈したろうそくは、施設が1年間かけて集める量に相当するとの事です。
広がる支援の輪
取手市で行われた贈呈式には当組合顧問の橋本勝川崎市議会議長や原典之川崎市議会議員、藤井信吾取手市長らも出席されました。
通常、ご葬儀で使用したろうそくは廃棄処分されていましたが、今回の取り組みでそれが障害者支援に繋がり、SDGsや循環型社会への貢献になることがわかり、今後も使用済みろうそくを無償提供していく協定を取手市と結びました。
川崎葬祭具協同組合ではかわさき北部・南部斎苑に使用済みろうそくの回収ボックスを設置する要望書を川崎市へ提出しました。関係事業者から幅広くろうそくの提供を募ることで、安定した供給と新たな需要にも対応できるようになります。持続可能な社会を目指し、少しずつ支援の輪を広げていきたいと思います。
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